テアトリックとは?3歳の娘と親子で何度か参加してみた感想

テアトリックって?3歳の子供と参加してみた
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テアトリックをご存知ですか?

いま、話題の情操教育なのです。

目次

テアトリックとは

フランス語で劇場という意味のテアトル(théâtre)と
知育・徳育・体育 “3つの育(ick)を
掛け合わせて誕生したテアトリック(theaterick®︎)

演劇・ダンス・音楽・創作活動の総合芸術から
人間力の土台を育む情操教育です

引用: テアトリック育脳芸術協会 – Theaterick, https://napb.jp, 2025年7月5日閲覧

私は、娘が3歳の時に、テアトリックのクラスに親子で何度か参加したことがあります。

対象年齢は、開催しているところによって違いますが、0歳から6歳くらいまでとなっているところが多いようでした。

内容については、クラスを実施する先生によっても違いがあると思うので、ここでは詳細には書かないのですが、参加してみた感想をシェアしたいと思います。

テアトリックに参加した感想|良かった点

  • 広いスペースで存分に体を動かせた
  • 子供が何を楽しいと感じるのか、改めて知ることができた
  • 使用されていた音源の質が高かった
  • 先生の動きが美しかった
  • 子供のアイデアを尊重してもらえた
  • リトミックの要素が感じられた

広いスペースで存分に体を動かせた
走り回れるくらいの広い会場で、室内ですが開放感がありました。踊って遊んで飛んで跳ねて、力いっぱい活動できました。

子供が何を楽しいと感じるのか、改めて知ることができた
物語を聞いたり、簡単な工作をしたり、いろんなことがギュギュッと詰まった時間でした。運動が大好きな娘の場合は、やはり思い切り体を動かしている時に一番笑顔が見られました。そこに更に音楽が加わると、思わず笑い声が溢れてしまうほど楽しかったようです。

使用されていた音源の質が高かった
流れていた音楽のほとんどが、クラシック音楽でした。子供にとっても馴染みのある有名な曲からマイナーな曲まで色々とありましたが、オーソドックスで心地の良い演奏でした。

先生の動きが美しかった
先生の所作が美しく、何度も目を見張ってしまいました。ごっこ遊びの時の動きが特に美しかったので、娘が先生の動きを真似ようと注目していたことを嬉しく思いました。

子供のアイデアを尊重してもらえた
会場にはたくさんの道具やおもちゃが用意されており、先生に教えてもらったように遊んだ後で、子供が「あれやってみたい!」「今度はこんな風に使ってみたい!」「これをお母さんと一緒に遊んでみたい!」と言うと、好きなようにさせてもらえました。
目の前のことに集中して取り組んだり、自分なりに新たなルールや遊び方を考えだしたりしている姿を見ることができましたし、その様子を見た先生がたくさん褒めてくださったことも強く印象に残っています。

リトミックの要素が感じられた
音楽大学で、リトミックの授業も履修していた私。テアトリックでは「集中して音を聴く」「体をつかって表現する」瞬間が多くあったので、想像していた以上にリトミックの要素を大いに感じました。

テアトリックに参加した感想|良くなかった点

  • 先生が途中で何をしたらいいのか考えている様子が見受けられた
  • 演劇の要素がほとんど感じられなかった

先生が途中で何をしたらいいのか考えている様子が見受けられた
テアトリックという体系が出来上がったのが、おそらく数年前。先生方も、まだ模索中なところがあるのだろうと思います。
そのせいなのか、途中で先生が考えあぐねている様子が何度か見受けられました。ここからどうやって進行していけばよいだろうか、と考えていたのかもしれません。
また、そのように先生に迷いが見られたことに関連して、日頃子供たちにピアノを教えている私としては、(子供がこんな態度を取った時は、自分だったらもう少し雰囲気を和ませるようにしたいな)と感じた時もありました。
テアトリックは、これからもっと世に広まっていくだろうと思われます。その過程で、先生方も様々な子供たちと接することになり、より充実したクラスが実施されることにつながるのではないか、と感じました。

演劇の要素がほとんど感じられなかった
池澤摩耶さんの著書、『イギリスが教えてくれた 小さなサプライズが子どもの才能とやる気を引き出す 「ひとつのケーキ」と「アート思考」』を読み、演劇系の習い事っていいな、娘にも演劇に興味を持つ動機となる何かを体験させることができないだろうか、と考えていました。テアトリックについて知ったのはそんな折で、もしかしたら演劇への入り口となるかもしれない、と楽しみにしていたので、(私達が参加したクラスでは)演劇的な取り組みがほとんど無かったことを残念に思いました。

テアトリック、行ってみてはいかがでしょうか

新鮮な刺激が盛り沢山だった、テアトリックのクラス。

良くなかった点に関して、先生のことに少し言及したものの、先生の子供や保護者への接し方は本当に真摯で素敵でした。

また、私はピアノの演奏と指導の仕事をしているので、家で子供たちと遊ぶときに何か音楽的なことを取り入れることで音楽にますます親しみを持ってもらえたらいいな、と常々思っていますが、テアトリックのクラスに参加し音楽を用いた遊びも体験したことで、自分の中で新たなアイデアが生まれる予感がしました。

少しでも気になった方は、思い切ってテアトリックの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ピアノの演奏と指導を生業としている二児の母。
ドイツに4年間の在住経験あり。
ピアノのコンサート歴19年、指導歴12年。
日本国内の音楽大学を経て研究生修了後、渡独。
ドイツの国立音楽大学を経て大学院修了後、帰国。
出会って心が動かされたもの・ことの記憶って宝物だよね、自分にとっての宝物がどんどん増えていったら幸せだよね、それを沢山の人とシェアできたら楽しいよね。と思っているので、ブログのタイトルを【タカラモノさがし】にしました。

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