泣き相撲に1歳息子が参加!最高に良かったので感想書きます

1歳息子、泣き相撲に参加したよ
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1歳の息子が、念願だった泣き相撲に参加した時のことを書きました。

ぜひご覧ください。

目次

一心泣き相撲について

息子が参加したのは、一心泣き相撲というイベントです。

一心泣き相撲
場所 公式サイトの開催場所一覧にあるように、各地の神社で行われています
参加費 15,000円〜17,000円
参加資格 生後6ヶ月頃から2歳半頃までの赤ちゃん
申し込み方法 公式サイトよりオンラインで申し込み

到着そして受付、4歳娘が大活躍

緑豊かな神社に到着し、まずは受付をしました。本日の流れについて説明を受け、記念品を授与され、泣き相撲の取り組みの際に身につける兜を選びます。

何色か用意された中から1歳の息子本人に好きなものを選ばせようとしたのですが、この時、寝起きでポワーンとしていたので、4歳の娘が代わりに決めることに。

迷うことなく「コレ!」と紺色のものをチョイスしてくれました。

次に、案内された控室にて、泣き相撲の土俵に上がるために着替えをします。

テーブルの上に様々な色、模様の化粧まわしがずらりと並べられていました。

ここでも好きなものを選ぶことになっているのですが、すっかり目の覚めた息子は初めて来た建物の中を歩くのが楽しくてしょうがないらしく、それどころではない様子。

またまた代わりに決めてあげることになった娘が手に取ったのは、はっきりとした模様の、赤がベースとなった化粧まわしでした。

兜が寒色系だったので、娘が選んだまわしとは色違いの青ベースのものを指差し、これはどう?と聞いてみたものの、「こっちがいいよ!」と、見た瞬間から赤ベースにピンと来ていたようだったため、そちらに決定しました。

そしたら、これが大正解。

先ほど娘が選んだ兜も、この化粧まわしも、息子が身につけて外に出て、明るい陽の光の下に立ってみると、びっくりするほどよく映えたのです。

え…もしかして、うちの娘、センス抜群?(親バカ)

参加していた赤ちゃんたち

着替えた子供とその家族は、ご祈祷を受けるべく社殿へ向かいます。

この辺りで、一つ、気づいたことがありました。

それは、「うちの息子、大きいな」ということ。

体格が、ではなくて、月齢が高いのです。

息子は1歳10ヶ月(当時)でしたが、参加する子供さんの多くが1歳未満のようでした。

そんな、「今まさに赤ちゃん」な子供たちが、兜をかぶり、おむつの上に化粧まわしを締め、(今から何が起こるか分からないけど、ここに来たよ)ってな表情で、お母さんやお父さんの腕にすっぽり抱かれているのです。

その愛らしさに「キュン…」となり、何だかしみじみとした感情も湧き上がってきました。

我が家の子供たちは、4歳と1歳なので、ついこの間まで0歳児だったのは紛れもない事実だけど、それは二度とは戻らない時間なんですよね。

娘も息子も、生まれてからこれまでにいろんなことができるようになったなぁ。子どもと過ごす時間があっと言う間に過ぎてしまうのは、どうやら本当らしい、今までも、これからも……。

──お子様、とっても可愛いですね。毎日お疲れさまです。

声には出さないけど、赤ちゃんの親御さんたちへ、心の中でそう話しかけていました。

赤ちゃん大集合のご祈祷

社殿でのご祈祷は、背筋が伸びる思いがしました。

泣き相撲が日本の伝統行事であること、子供たちがこの先健やかに成長していけますようにという願いが込められていることを、しっかりと心に留めることができました。

とは言え、ご祈祷を受けているのは1歳前後の子供たち。赤ちゃん大集合というわけです。

泣き声や、あぶあぶおしゃべりする声が飛び交い、記憶にあるどんなご祈祷よりもアットホームな雰囲気で進められていったのでした。

化粧まわし姿で歩く息子がかわいすぎる

靴を履いて歩くのがとにかく大好きな息子は、土俵入りを待つ間、周りの多くの赤ちゃんたちのようにちょこんと抱っこされたまま、というわけにはいかず、靴下と靴を履かせて神社の中を歩き回らせることにしました。

お姉ちゃんが選んでくれた化粧まわしがずいぶん気に入ったようで、喜び勇んで、得意顔で、地面を踏みしめ踏みしめ歩く息子。

うん、これは…、かわいい。

立ち止まったタイミングでカメラを構えると、満足気な笑顔を向けてくれました。

ものすごくかわいい写真が撮れました(親バカ)。

私は、声を大にして言いたい。

泣き相撲、既にスタスタ歩けるくらい大きくなったお子様にもおすすめですよ!

化粧まわしを身につけて、スッと立っている姿、とってもいいですから。

将来有望!と声をかけたくなる、頼もしい我が子が見られます。

泣き相撲を観戦

土俵入りの時間が近づいてきました。

他の赤ちゃんたちの取組を観戦していると、

かわいい
とにかくかわいい
なんと言ってもかわいい

こんなかわいい伝統行事が日本にあったのですね。

赤ちゃんの泣き声は邪気を払う、とされている泣き相撲。

泣き声が有難い、というスタンスの行事、素敵ではありませんか。

そして、そうは言ってもこの一心泣き相撲では、全ての取組で勝敗を付けず引き分けとするところが、嬉しいポイントの一つだと思いました。

泣いても泣かなくてもOK、人生の初土俵がんばったから、みんな勝ち!なんですよね。

行司役の方は、お面を手に持ってマイルドに怖がらせてくれていました。

赤ちゃんを抱っこする力士役の方々は、足の筋肉がすごくて、びっくりするほどかっこよかったです。

1歳息子、泣き相撲の土俵へ

他の赤ちゃんたちの勇姿を見ながら息子の番を待つ間に、私の中で膨れ上がっていったのは、(うちの子、大丈夫かな)という不安。

なぜなら、息子はものすごく甘えん坊なのです。
家の中でも、いつもママママ言っています。
同じ部屋の中にいても、手を繋ぎに来ます。

それなのに、私と離れて、初対面の方に抱っこされて、こんなに観衆がいる前で、どうなっちゃうんだろうか…。

はい、ずっと泣いていました。

土俵入り前に力士役の方に抱き上げられた瞬間にワアアン!と泣き出し、そのままずっと、土俵から降りて私に抱っこされるまで、ママー!ママー!と泣いていました。

さっき境内を歩いていた時の、あの頼もしかった息子は一体どこへ…。

でも、元気な泣き声を力いっぱい響かせられたので、「邪気を払う」ことができたのかな。

息子よ、よくやった。

戻ってきたら、ケロリとしてました。

何度も何度も無限ループで見返したくなってしまう、記念になる動画を撮ることができたと思います。

取組相手の赤ちゃんは、どんなに行司役の方におどかされても、全く泣きませんでした。

つよい子だ…!

素晴らしい度胸です。

撮影した動画を見返してみたら、その赤ちゃんのお母さんと思しき方の「泣いてー!泣いてーー!!」という声が入っていて、微笑ましく思いました。

泣き相撲ならではのイベントを回る

取組のあとは、手形を押して記念に持ち帰ることのできる赤ちゃん手形、力士役の方が参加者を抱き抱えて四股を踏む赤ちゃん力足(四股奉納)、どんどん叩いてどんどん大きくなるという意味が込められている背伸び太鼓といったイベントがあったので、順番に回りました。

息子、赤ちゃん手形の時以外は、またまた、めっちゃ泣いていました。

でも、元気な泣き声を力いっぱい響かせられたので(ry

赤ちゃん力足の際には、娘も力士役の方に抱っこしてもらい、大喜び。
力士役の方は、片方の腕にママー!と泣きまくる息子、もう片方の腕に満面の笑みの娘、と対照的な幼児ふたりを抱え、写真に応じてくださったのでした。

全てのイベントを終え、控室で着替えを済ませ、境内に出た息子は、さっきまであんなに泣いていたのが嘘のように、「虫取り少年ですが何か」みたいな顔して、4歳娘と元気に歩いたり走ったりしていました。

初土俵を経験して、何だか、またちょっと逞しくなった気がするのでした。

おわりに

冒頭に、念願の泣き相撲、と書きましたが、実は、息子の場合、三度目の申し込みでやっと叶った参加だったのです。

一度目は家族全員で風邪をひいてしまい、前日にキャンセル。
二度目は本人が感染症にかかってしまい、前日にキャンセル。
そして三度目。体調バッチリで参加することができました。

主催者の方々に二度もご迷惑をおかけしてしまっているのですが、直前のキャンセルでもキャンセル料がかからず、何てありがたいことだろう、と思いました。

それにしても、周りの赤ちゃんたち、みんな本当に可愛かったなあ。こちらに向かってハイハイしてくる子、じーっと顔を見つめてくる子、お着替えがイヤでワンワン泣いている子……。なんという癒しの空間。

ピアノの講師をしている私は、日頃、子どもたちと接する機会は多いですし、娘が幼稚園に通っているので、園児たちに会う機会もたくさんあります。

でも、もっと歳下の、赤ちゃんが一堂に会する場に行くのって本当に久しぶりで、これほどまでに、居るだけで思わずホワーンと笑顔になってしまう幸せな場所だとは思いませんでした。赤ちゃんの力って、すごいです。

幼い頃に、こうして日本の伝統行事に参加することは、素晴らしい記念になります。

子供が健康に過ごせていることへの感謝と、彼らをこれからも守っていこうという気持ちが改めて込み上げてくる忘れがたい一日となり、泣き相撲に参加できて本当に良かったと思っています。

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この記事を書いた人

ピアノの演奏と指導を生業としている二児の母。
ドイツに4年間の在住経験あり。
ピアノのコンサート歴19年、指導歴12年。
日本国内の音楽大学を経て研究生修了後、渡独。
ドイツの国立音楽大学を経て大学院修了後、帰国。
出会って心が動かされたもの・ことの記憶って宝物だよね、自分にとっての宝物がどんどん増えていったら幸せだよね、それを沢山の人とシェアできたら楽しいよね。と思っているので、ブログのタイトルを【タカラモノさがし】にしました。

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