ドイツのおすすめ料理8選〜ドイツ在住経験者が選んでみました

ドイツのおいしい料理
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こんにちは!ドイツに4年間住んでいた、ナナメ姉さんと申します。

ドイツを離れて早や12年。

時々、無性に、あの頃食べていたものをまた食べたくなってしまうのです……。

目次

ドイツのおすすめ料理、挙げてみます

というわけで、ドイツのおすすめ料理、ピックアップしていきます!

料理のみならず、飲み物スイーツもぜひともご紹介したくなったので、そちらも少し。

食べ物の記憶って、鮮明に残るものですよね。その時に見ていた景色、まわりの状況までも思い出されるから不思議です。

それでは、どうぞご覧ください。

その① ブレーツェル

英語ではプレッツェル。日本でもこう呼ばれていますね。

私はドイツに行くまで知らなかったのですが、プレッツェルには、カリカリの小さなスナック菓子と、外側がカリッとしていて中は柔らかい大きめのパンの二種類があり、ここでご紹介するドイツのブレーツェルは、後者のほうです。

渡独したばかりの頃、知人にすすめられて、パン屋さんでブレーツェルを購入。

「ああ、塩味だな。ああ、パンっておいしいな。」

素朴な味わいに、何故だか、じーん…となりながら黙々と食べ続けたのでした。

表面に付いている粗塩は、お好みで落として食べるとよいです。

それからというもの、パン屋さんに行くのが楽しみになりました。

バターをつけて食べるのも美味です。もう、あっという間に完食です。

ビールにも合いますよ!

あのリボンのようなハートのような形もいい。思い出すと幸せな気持ちになってきます。

その② シュパーゲル

シュパーゲルとは、ホワイトアスパラガスのこと。

レストランで「シュパーゲルのオランデーズソース添え」を初めて食べた時は、(これがアスパラ?!こんなに大きいの?歯ざわりも全然違う!)と驚愕しました。

と同時に、それまでドイツ料理に対して持っていた冴えないイメージまで一掃されたのでした。

自分でもシュパーゲルを様々な方法で調理してみましたが、やはり、オランデーズソース添えが一番だと感じます。

どうしてこんなにバッチリ合うのでしょう?ねぇどうして?!と問いただしたくなるくらいの、完璧なハーモニー。

シュパーゲルの収穫時期は4月から6月24日までと限定されています。ドイツの人々が毎年心待ちにしている、特別な野菜なのです。

その③ ケバブ

トルコ料理であるケバブ。でも、ドイツでメジャーな、パンにサンドされたケバブは、ベルリンで発祥し広まったのだそうです。

このタイプのケバブを、ドネルケバブ Döner Kebab といい、ドイツではDöner(発音はドゥナーに近い)と呼ばれます。

ドイツ在住時、音楽大学でピアノを専攻していた私は、大学で夜遅くまでピアノを練習することが多く、帰路に着くころにはお腹がペコペコ。

よく行きつけのケバブ屋さんに寄って買っていました、小さいサイズであるMini Dönerを。

小さいサイズだと値段がお手頃ですし、小さいといっても別にそんなに小さくないのです。

お店に入ると、レジのところにいるお兄さんに、よく「あ、Mini Dönerでしょ」と声をかけられていました。Mini Dönerの女として認識されていたわけです。

たまにはレギュラーサイズも頼んでたよ。たまに。

野菜もお肉もパンもがっつりおいしく摂取できて、私にとって大事なエネルギー源だったDöner。

お店によって味は異なりますが、行きつけのお店では、パンの中身にかかっている、オレンジ色したソースの味が絶妙でした。

食べたいなあ、Döner。

番外編① ルバーブ

突然ですが、ここで、番外編いきます!
スーパーで買えるお野菜です。

日本では決してよく見かけるとは言えないであろう、ルバーブ

私自身、日本で買ったことは一度もありませんでした。が、ドイツでは容易に手に入ります(旬は5月から6月)。

おすすめは、断然、煮込んでジャムにして、ヨーグルトにかけるという食べ方!

キュンとする爽やかな酸味が◎です。

その④ シュトーレン

シュトーレン

渡独して一年目の冬のある日、借りていた家の大家さんから素敵な贈りものをいただきました。

それが、写真のシュトーレンです。

シュトーレンは保存食でもある。クリスマスの日に向けて少しずつ食べるものなのよ。そんな風に教えてもらいました。

甘いパウダーシュガーに癒されます。ぎっしりと詰まったナッツとドライフルーツが嬉しい。

ドイツのクリスマスっていいな、こんな風にクリスマスを待つのって素敵なことだな、と毎日幸せな気分に浸りながら食べました。

その⑤ ブラートヴルスト

ソーセージです。いろんな種類がありますが、このブラートヴルストが私は一番好きです。

屋台や学食でしばしば食べていました。

太い!味がしっかりしている!食べごたえがある!

普通にスーパーで売られているブラートヴルストも、またボリューム満点でいい感じなのです。

私の場合は、スーパーといえばAldiかREWEに行っていました。

よく、家でも焼いてケチャップをかけて食べたものです。

ただのソーセージがこんなにおいしいとは、ドイツ人って得してる…!

番外編② アジア風焼きそば

もう一つ、番外編行きます。

ケバブの次に今すごく食べたいのが、野菜とお肉の入ったこのアジア風焼きそば

ドイツ料理では勿論ないし、多分、アジアのどこの国の料理でもない、謎ヌードルです。

でも、この謎ヌードルに、何度お腹を満たしてもらったことか。

スナック菓子のようにやめられなくなる何かが、あの中にはある。しかも安くて助かる。

駅ナカやショッピングセンターに結構な割合で鎮座しているアジアンファーストフード店で、テイクアウト用のを注文することができます。

私は、甘酸っぱいソースをかけてもらうのが好き♡

その⑥ メット

メット

ドイツに4年半住んでいたのですが、4年くらい全く手を出さなかったドイツ料理がこちらです。メット。

音楽大学の後輩(日本人)が「メットうまいっすよ、メット」と言いながら目の前で買っていたのを見て、食べるの?と驚きました。だって生の豚肉だから。

塩などで味付けされた生の豚挽肉、メット。ドイツのパン屋さんには、これをパンに塗ったものが並んでいます。

その日から日本に帰国するまでの間……

何度メットを食したか、もう覚えてないです。

そうです、後輩に影響され、フラフラ〜っと引き寄せられて買って食べてしまった私は、メットの魔力に取り憑かれ、パン屋さんに寄るたびにメットを買わずにはいられない体になってしまったのでした。

いやこれ、めっちゃうまい。

その⑦ グリューワイン

グリューワイン

先ほど、その④でシュトーレンをご紹介しましたが、もう一つ、冬の風物詩を。

グリューワインシナモン、クローブなどのスパイスが入った、ホットワインです。

あったまるし、とってもいい香り。

みんなが浮き足立つ、キラキラしているけど派手ではないクリスマスマーケットの独特な雰囲気の中、屋台で飲むのがたまらないです。

帰国してからも、クリスマスの時期になるとあの味が懐かしくて、あの香りを楽しみたくて、自分でグリューワインを作ったりしています。

その⑧ シュネーバル

ドイツ屈指の可愛い街、ローテンブルクを訪れた際、あまりのメルヘンさにめちゃくちゃテンションが上がったのですが、そこでこの街の名物お菓子・シュネーバルに出会ったことで、更にテンションが爆上がりしました。

シュネーバルとは、雪の玉、という意味です。

その名前につられて、ならばこれだな、と思い、粉砂糖のかかった白いシュネーバルを購入しました。

こってりしているのかと思いきや、サクサクと軽い食感。甘さも丁度よく、大満足でした。

実は、私がローテンブルクに行ったのは、20年以上も前。

ショーケースに並んだシュネーバルに目を奪われたこと、食べてみるとそのおいしさに、わあ…!となったこと。まだ自分がドイツに住むことになるとは知る由もなかった昔の、大切な大切な記憶です。

おわりに

ドイツのおすすめ料理、飲み物、スイーツを挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか。

ドイツを訪れた時には、ぜひ食していただきたいものばかりです。

食べ物について書くのって、すごく楽しいことなんですね。ここに挙げたのは大好きな上に思い出深い料理なので、なおさらそう感じるのでしょう。

いつかまた現地で、この愛すべきドイツ料理たちに再会できることを夢見ています。

そして、日常を生きていく中でも、食べ物との幸せな出会いが、新たにまたたくさんあればいいな、と思っています。

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